3-1-3 Production of Bills of Lading for Cargo Delivery
閲覧者数:99、最終更新日2024/03/08
船荷証券が作成されると、揚地での運送品の引渡しはこれと引換えに行うことが必要となります。一般に、船荷証券は複数通発行されますが、商法第765条には、そのうち1通で貨物の引換えが行われると残りの船荷証券は効力を失う旨規定され、英法上も船荷証券上の「one accomplished the others to stand void」との規定を有効としています。近海輸送の場合等、船荷証券が荷受人に届く前に貨物が揚地に到着することがあり、そうした際には一般にLOI渡しが行われていますが、この場合、P&I保険によるカバーの対象外となりますので注意が必要です。
事例(ID:20063)
相談者:船主 閲覧者数:33、最終更新日2024/03/08
T/C上にB/L未着の際はLOIで貨物を引き渡す義務が規定されていたため、やむなくLOIで貨物を荷受人に引き渡したが、その後定期傭船者から、Original B/Lを1通差し入れるのでLOIを解除して欲しいと言われた。解除しても構わないか。
本来のB/Lと引き換えに貨物を引き渡す場合であれば、1通のB/Lと引き換えに貨物を引き渡せば他のB/Lは効力を失うが、LOI渡しの場合はそうした本来の方法ではないため、他のB/L所持人から不法行為請求を受けるおそれがある。よって、全通回収を求めるべきではないか。なお国際P&Iグループの定型フォームでも、LOIの責任を終了させるには、B/L全通の引き換えを必要としている。